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猫は痛みを隠す天才。「慢性炎症」から守るためのサインと対策

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愛猫が毎日穏やかに喉をゴロゴロと鳴らし、リラックスして過ごしてくれることは、飼い主にとって何よりの喜びです。しかし、その平穏な姿の裏で、静かに進行しているかもしれない脅威が「炎症」です。

炎症と聞くと、けがで赤く腫れるといった目に見える症状を思い浮かべるかもしれませんが、猫の健康管理で特に注意すべきは、体内でくすぶり続ける「慢性炎症」です。

今回は、我慢強い愛猫の健康を守るうえで欠かせない「炎症」について、基本的な仕組みから見逃しがちな徴候、主な原因、そして室内飼育の猫に合わせた予防・管理法までをわかりやすく解説します。

炎症とは?体を蝕む「静かなる摩擦」

炎症とは、体に侵入した病原体や損傷した細胞など、有害なものから体を守るために起こる、自然な防御反応です。その目的は、有害な刺激を排除し、修復することにあります。例えば、猫同士の喧嘩で傷が赤く腫れたり熱を持ったりするのは、体が治癒プロセスを進めている証拠です。これらは「発赤」「腫脹」「熱感」などの典型的なサインとして現れます。

しかし、炎症には「諸刃の剣」のような二面性があります。

一つは、急性炎症です。これは、怪我や感染症など、差し迫った脅威に対して体が迅速かつ短期間で反応するもので、生きていくために不可欠な反応です。

一つは、急性炎症です。怪我や感染に対して短期間で迅速に反応するもので、生きるために必要なプロセスです。もう一つは、慢性炎症です。これは、急性炎症が解決せず長期化した状態、あるいは弱い炎症が継続している状態を指します。

猫の場合、この慢性炎症は「静かなる摩擦」や「腐食」のように体を内側から傷つけ続け、特に慢性腎臓病、炎症性腸疾患(IBD)、口内炎、癌、心臓病など、猫の寿命を左右する多くの疾患の根本原因になると考えられています。

猫は不調を隠す習性が強く、慢性炎症はしばしば「サイレントキラー」と呼ばれます。飼い主が気づいたときには病気が進行していることもあるため、日常の観察が重要です。

「隠す天才」が出す炎症のサイン

猫のSOSは、犬のように分かりやすくありません。動物は本能的に弱みを隠そうとしますが、猫はその傾向が特に顕著です。そのため、普段の行動や体調の「微差(わずかなちがい)」に注意してください。愛猫に見られる一般的な徴候は以下のとおりです。

全般的な変化

【活動性の低下】
高い所に登らなくなる、寝ている時間が極端に長い。
【食欲の変化】
食事の量が減る、特定の食べ物を避ける、食べ方の変化(ドライフードをポロポロこぼす)。
【行動の変化】
暗く狭い場所に隠れる、触られるのを嫌がる、理由なく攻撃的になる。

身体システム別の症状

【グルーミングの変化】
過度に舐めて脱毛する(行動由来だけでなく、膀胱炎や皮膚炎の痛みのサイン)。背中やお尻の毛が乱れて毛玉ができる(関節の痛みで体をひねれない等)。
【泌尿器系】
トイレ以外での粗相、頻繁にトイレに行くが排尿しにくい、排尿時に声を上げる(特発性膀胱炎など)。
【消化器系】
慢性的な嘔吐(毛玉以外のものを吐く)、下痢、体重減少。
【皮膚・口内】
顎下の炎症や毛穴のトラブル、口臭の増加、よだれの増加(歯周病・口内炎)。
【呼吸器系】
くしゃみ、鼻水、目やに(ウイルスの慢性化の可能性)。

これらは局所的な炎症のサインであると同時に、ストレスや食事が原因の全身性炎症の現れでもあり得ます。些細に思える変化でも記録しておくと獣医師の診断に役立ちます。

炎症の原因

炎症は単一原因で起こることは稀で、食事・環境・遺伝・ライフスタイルなどが複雑に絡み合います。炎症を引き起こす、または悪化させる主な要因は以下のとおりです。

【ストレス(環境要因)】
来客、騒音、同居猫との不和、トイレの汚れなどが慢性的ストレスになり、膀胱炎などを誘発します。
【感染症】
猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスなどを保有している場合、免疫力の低下で炎症が再燃することがあります。
【食事要因】
水分不足(ドライフード中心の生活)、炭水化物の多い食事、オメガ脂肪酸バランスの偏りは炎症を助長します。
【肥満】
脂肪組織から分泌される物質が慢性炎症を促進し、糖尿病や関節疾患のリスクを高めます。
【歯周病・口内炎】
多くの猫が悩む問題で、口腔内の炎症は全身へ影響を及ぼします。
【加齢】
高齢の猫では「炎症老化」と呼ばれる低レベルの慢性炎症が起こりやすくなります。

炎症の予防・管理:愛猫のための「守りのケア」

炎症リスクを下げ、穏やかな生活を守るためには、猫の習性に配慮した対策が有効です。

食事介入(水分を重視)

【ウェットフードの活用】
水分摂取を増やし、尿量を確保することで泌尿器系の負担を軽減できます。
【良質なタンパク質】
猫は真性肉食動物です。消化吸収の良い動物性タンパク質を基本にすることで内臓への負担を減らします。
【オメガ3脂肪酸】
フィッシュオイルなどに含まれるオメガ3脂肪酸は、腎臓や関節の炎症を和らげる効果が期待できます。
【プロバイオティクス】
腸内環境を整え、免疫バランスをサポートする可能性があります。効果には個体差があるため、獣医師に相談を。

生活環境と習慣の見直し

【環境エンリッチメント】
上下運動ができるステップや爪とぎ、安心できる隠れ家を用意し、運動不足とストレスを解消しましょう。
【トイレ環境の整備】
常に清潔に保ち、猫の数+1個のトイレを用意することでトイレ関連のストレスを減らせます。
【体重管理】
日々の遊びで運動を促し、肥満を防ぐことが慢性炎症や関節トラブルの予防につながります。
【定期検診】
血液検査、尿検査、歯科チェックなどの定期的な健診で、炎症の早期発見が可能です。変化があれば早めに獣医師に相談してください。

これらの対策は対症療法の補助にとどまらず、細胞レベルで炎症を抑える効果が期待でき、長期的には薬への依存を減らす助けにもなります。

まとめ

炎症は本来ペットの体を守る反応ですが、慢性化すると腎臓病や口内炎など、猫のQOLを大きく低下させます。その兆候は、グルーミングの状態や高い所に登らなくなるといった、猫特有の行動の変化に現れます。

原因は食事(特に水分)、肥満、歯周病、環境ストレスなどが絡み合います。したがって、ウェットフードの活用や環境の見直し、ストレス軽減といったホリスティックなアプローチが最も効果的です。

「痛い」と言わない愛猫のために、今回の知識を日常ケアに取り入れてください。小さな変化に気づくことが、大切な家族との時間を長く、健やかに守る一歩になります。

元の投稿: 犬や猫とハッピーに暮らすための情報と最新ペットニュース - ペトハピ [Pet×Happy]
猫は痛みを隠す天才。「慢性炎症」から守るためのサインと対策

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