太鼓判ブリーダーが猫たちとの暮らしをご紹介。ほのぼのした日常やブリーダーならではの話など、いろいろな日常をお届けします。今回はメインクーンのブリーダーCattery Amangroup/阪根美果さんです。
以前、私は釣り堀でアルバイトをしていたことがあります。その釣り堀にはヘラ鮒を釣る池が1つ、鯉を釣る池が1つ、金魚を釣る池がいくつかありました。ある日、仕事をしていると、釣り堀の垣根から白黒の猫が様子をうかがっているのが見えました。よく見るとお腹が大きく、雌猫であることがわかりました。なぜヘラ鮒の池の様子をうかがっているのか、その後、すぐに理由がわかりました。
ヘラ鮒を釣りに来るお客さんは釣り堀の常連客で、毎日9:00~16:00まで10~15人くらい訪れます。お昼になるとお弁当を食べたり、釣り堀で出前を取ったりしています。その際におこぼれをいただいているのです。雌猫は常連客の近くに寄るものの、ある一定の距離を保っています。そのあたりはやはり野良猫で、警戒心は忘れません。お腹が大きいせいか勢いよく食べています。そのほかにも、この釣り堀には数匹の野良猫がいついており、その時間になると様子をうかがいに来ておこぼれをもらっているのでした。