少しずつ暖かい日が増えてきました。愛犬との散歩が楽しみになる季節で、もう春が近いことを予感させます。しかし、2019年の花粉はなんと昨年の3倍近く飛散するかもといわれています(ウエザーニュースHPより)。花粉症の飼い主にとっては残念なニュースです。激しい目のかゆみやくしゃみ、鼻水などその症状には個人差がありますが、じつは愛犬も発症している可能性があるのです。今回は「犬の花粉症」についてのお話です。
なぜ2019年は花粉が多いと予想されるのか
花粉の飛散には大量に飛ぶ「表年」と比較的少ない「裏年」があるそうです。一般的に晴れの日が多く、暑かった夏には植物が光合成を活発に行います。前年の夏に太陽がよく当たる時間が長く、気温が上がるほどスギやヒノキの花粉の発生源となる雄花がよく育つのです。ご存じのとおり、2018年は記録的猛暑で、日照時間も十分にありました。花粉が多くなるのに好条件が揃っていたことになります。しかし、雄花でつくられる花粉数は秋の天候にも左右されるともいわれていますので、予想が外れる可能性もあります。