世界の高級車がライバルにしたレクサスの原点
今上天皇のご譲位により、30年間にわたる平成の時代が、間もなく終わりを告げようとしている。その始まりとなった平成元年、1989年はのちに「ビンテージイヤー」と言われるほど、日本の自動車メーカーから名車が数多く誕生した1年だった。
今回はその中から、レクサスの原点であり、日本が世界に誇るフラッグシップ高級セダン、初代レクサスLS400ことトヨタ「セルシオ」を、現在のモデルと比較しながら紹介したい。
R32型スカイラインGT-Rは”速さ=レースでの勝利”のために最先端技術を満載したモデルだったが、LS400には「世界トップレベルのハイパフォーマンス・ラグジュアリーカー」を作り上げるために、数多くの最先端技術が採用された。