神奈川県小田原市にある小田原フラワーガーデンでは、例年6月中旬ごろに花菖蒲(ハナショウブ)が見ごろを迎えます。また、花の見ごろに合わせたイベント「花菖蒲・睡蓮まつり」を6月4日(火)より開催しています。
江戸園芸三花としても有名な花菖蒲は、梅雨から初夏にかけて水辺に清涼な彩りを添え、江戸中期以降に300品種を超える園芸品種が生み出されるなど、多くの人に親しまれています。晴れの日はもちろん、曇りや雨の日には花の色合いが柔らかく見えるため、梅雨のシーズンにぴったりの花です。
小田原フラワーガーデンでは、約180品種1000株の花菖蒲を見ることができます。一般的な一面に広がった植栽ではなく、渓流の水辺を縁取るように植栽している点が特徴で、水鏡によって花が水面に映り込むことで非常に美しい景観となっています。また、同時期に園内では睡蓮(スイレン)と紫陽花(アジサイ)も見ごろを迎えます。