新型コロナウイルスの影響で、業績が悪化した事業者が利用できる特別貸付制度をめぐり、申込書を偽造した疑いなどで指定暴力団・神戸山口組系「二代目西脇組」幹部で「竹内組」組長、竹内幸一容疑者(74)と、妻でスナック経営の鄭君子容疑者(72)ら2人を有印私文書偽造と詐欺未遂などの疑いで逮捕した。2人は容疑を否認している。
警察によると、2人は君子容疑者からスナックの経営を任されている女性(40代)の名前や印鑑を使って、新型コロナの影響で業績が悪化した事業者向けの貸付の申込書を偽造し、今年4月に兵庫県内の金融機関に提出して実質無利子の特別貸付250万円の交付を受けようとした疑いがもたれている。女性が名前を使われていることに気付き警察に相談、発覚した。