中途半端に下げるなら、逆に上げてみるという選択
車高をアゲて乗るという文化は、四駆の世界などではずいぶん前から存在していたが、ことドレスアップカーという視点から見ると、数年前まではほぼ「あり得ない」と言ってよかったと思う。車高は落とすのが当然。ローフォルムで地を這う姿こそがカッコイイ、というのが長らくドレスアップ好きの定説であった。
軽自動車カスタムもその流れに乗って、いかに低くするかに「しのぎ」を削ってきたものだったが、近年少し様子が変わってきたように思う。中途半端にサゲるなら、アゲてしまった方が格好いいんじゃないか、というムーブメントが発生。特に純正ショックのストローク量でギリギリまかなえる範囲で車高を上げる「ちょいアゲ」派が急増中なのだ。