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差し押さえ回避目的で自宅を親族に無償贈与 死亡した住吉会前代表を書類送検

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 警視庁は、今年5月31日に千葉県いすみ市の別荘で倒れ、その後死亡した指定暴力団・住吉会関功前代表(享年76)が、生前に民事訴訟で高裁から賠償金の支払いを命じられた後に、原告側による差し押さえを免れる目的で自宅などの資産を親族に贈与したとして、関前代表を強制執行妨害容疑で被疑者死亡のまま書類送検した。

差し押さえ回避目的で自宅を親族に無償贈与 死亡した住吉会前代表を書類送検
無償贈与された土地・建物
差し押さえ回避目的で自宅を親族に無償贈与 死亡した住吉会前代表を書類送検2

 住吉会傘下組員が関わった特殊詐欺で現金1千万円をだまし取られた70代女性が、住吉会の代表者として関前代表を含む幹部らを相手取り、損害を賠償するよう民事裁判を起こしていた。

 この裁判で東京高裁は、暴力団対策法に基づき、暴力団の威力を利用した配下の組員による資金集めに、直接関与していない組トップも責任を負うとする「代表者責任」を認定し、2021年1月に関前代表らに対し、被害金の全額と慰謝料100万円、弁護士費用を含む計1210万円の賠償を命じる判決を出していた。判決は同時に、女性側が強制的に関前代表らの財産を差し押さえることができる「仮執行宣言」も言い渡した。

 関前代表らは判決を不服として上告したが、判決が確定しなくても女性側は賠償命令の強制執行を申し立てて、資産を差し押さえることが可能な状態となっていた。

 この判決から半年たった2021年7月、千葉県柏市内に関前代表が所有していた平屋住宅2棟(計約330平方メートル)とその土地(計約2100平方メートル)を、親族に無償で贈与。警視庁はこの贈与が、女性側からの差し押さえを避けるための不法な資産隠しだと判断し、強制執行妨害容疑で今年9月に関前代表を書類送検した。関前代表は特殊詐欺の被害者が暴力団のトップらを相手取り、被害金を取り戻す使用者責任訴訟を多く抱えていて、その支払いを逃れようとしたとみられている。

元の投稿: 暴力団ニュース~ヤクザ゙事件簿
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