新潟県警西蒲署と県警組織犯罪対策課などは１０日、国の許可を得ずにいわゆる「無尽」を装って６人からあわせて約６８０万円を不法に集めたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目源清田会」会長・平松大睦容疑者（６９）＝新潟市中央区古町通７＝と、同組員・中川晴稔容疑者（５３）＝新潟市南区白根古川＝の２人を銀行法違反の疑いで逮捕した。県警は２人の認否を明らかにしていない。
新潟県警察本部
平松容疑者ら２人は２０２１年１２月から２０２２年１１月までの間に２人から、また２０２２年７月から今年２月までの間に４人から、満了時に一定金額を給付することを約束した上で、国の許可を得ずにいわゆる「無尽」を装って銀行業を営み、それぞれ３６０万円、３２０万円の掛け金あわせて６８０万円を６人から不正に集めた疑いが持たれている。
この場合の「銀行業」とは、いわゆる「無尽」、「頼母子講」と言われる日本特有の民間金融形態で、もともとは相互扶助の目的で生まれたもの。「親」が複数の「子」から定期的に掛け金を募り、抽選・入札・談合などを通じ、落札した掛け金支払者に、集金額から手数料を差し引いて、金銭や物品が与えられるといった仕組みとなっている。
県警は、集めた金の一部が源清田会の資金となっていたとみて、余罪や金の流れなどを詳しく捜査している。
元の投稿: 暴力団ニュース～ヤクザﾞ事件簿
「無尽」装い680万円を不正に集める 山口組系「源清田会」会長ら2人を逮捕