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【犬飼いTIPS】犬のニキビには要注意! 放っておくと二次感染で合併症を引き起こす可能性も……

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犬にもニキビのようなものが見られることがあります。主にマズルや口の周辺に、赤いぶつぶつや吹き出物のような症状が表れる皮膚疾患です。

今回は、犬のニキビの原因と症状、治療についてのお話です。

犬のニキビとは

犬のニキビとは、唇やマズルの皮膚に炎症が起こり、皮膚に赤いぶつぶつや吹き出物として現れる症状です。硬い毛が皮膚表面に出ず、皮膚のなかで丸まってしまい炎症を起こすことから始まります。

また、毛包炎(毛嚢炎)が原因でニキビができることもあります。毛包炎は、皮膚のちょっとした傷から毛穴に細菌が侵入し、毛包が炎症を起こすものです。しばしば膿を持つようになります。

いずれも組織に傷があるため、細菌や真菌の二次感染によって慢性的な状態を作り出し、合併症を引き起こす可能性があります。

この症状は、短毛種の成長期の若い犬に多く見られるのが特徴です。

犬のニキビの原因

犬のニキビの原因はわからないことが多いのですが、次のようなことが考えられます。

 ・遊びによる皮膚の損傷
 ・皮膚アレルギー
 ・年齢(多くは生後6ヶ月から1年)
 ・犬種(短毛種が多い)

犬のニキビは、一般的にマズルのみが影響を受けるという特徴があります。多くの場合、ケンカや遊びよる局所的な外傷が原因となります。

また、皮膚アレルギーによる痒みからマズルを掻いたり、カーペットや地面にこすりつけたりして引き起こされることがあります。

ただし、短毛種のすべての犬がニキビを発症するわけではないので、遺伝や環境的な原因が関与している可能性もあります。

犬のニキビの症状

犬のニキビは、顎の下、口の周り、下唇にもっともよく現れます。赤いぶつぶつや脱毛、腫れなどの症状が見られます。症状が進行すると、ぶつぶつが化膿したり、大きくなったり、滲出液が分泌されたりすることがあります。

犬のニキビの診断

愛犬に赤いぶつぶつや脱毛、腫れなどの症状が見られた場合は放置せず、獣医師の診察を受けることが大切です。決してニキビをつぶしたり、人間用のニキビ治療薬(過酸化ベンゾイルなど)は使ってはいけません。

診察では、以下のようなほかの疾患も考慮に入れて検査されます。

毛包虫症

ニキビダニなどの毛包虫が犬の毛包や皮脂腺に寄生し増殖することで炎症を起し、脱毛や発赤(皮膚の赤み)が現れる病気です。通常は、削りとった皮膚を顕微鏡で観察する掻爬検査で診断されます。

真菌症(皮膚糸状菌症)

真菌(カビ)によって生じる感染症です。初期段階ではニキビに似た症状ですが、フケやかさぶたを伴う円形脱毛がみられます。通常は、特殊なライトを当てることで感染を確認するウッド灯検査が行われますが、毛検査、掻爬検査、真菌培養検査なども検討されます。

若年性蜂窩織炎(若年性膿皮症)

生後3週齢から4カ月の子犬にみられます。浮腫(むくみ)や発疹、膿を含んだ水ぶくれ、出血がみられます。免疫異常が原因と考えられています。症状の出ている皮膚の一部を切り取り皮膚生検・病理組織検査で診断されます。

診察の際には、生活環境やフード関することを聞かれることがあるので、あらかじめまとめておくとよいでしょう。また、いつも使っている食器の確認があるかもしれません。

プラスチック製品を使ってる場合は、ガラス製、陶器製、スチール製のものへの変更を勧められることがあります。プラスチックは多孔質で傷つきやすいので、汚れが細かい傷の隙間に残り、細菌が発生してしまうからです。

犬のニキビの治療

犬のにきびの治療には、薬物療法、食事療法、行動療法が検討されます。薬物療法には、抗炎症薬、抗真菌薬、抗生物質などの外用薬や内服薬が処方されます。

アレルギーが原因であることが確認された場合は、食事療法、サプリメントを提案されるでしょう。症状によっては、抗アレルギー薬を処方されることもあります。

また、普段の行動を確認させる場合もあります。どんな場所でどんな遊びをしてるか、どの程度の活動量なのかなど。顔をこすりつけて患部を傷つけないようにするための行動療法を提案するかもしれません。

そして、二次感染を防ぐために、生活環境を衛生的に保つ(通常の掃除に加えて除菌など)ことも大切です。

ほとんどの犬は適切な治療により回復しますが、再発防止のために外用薬を継続的に処方したり、長期にわたるアレルギー対策が必要になることもあります。重症の場合は瘢痕(ケロイド)化することもあるので注意が必要です。

まとめ

犬のニキビは自然に治ることはなく、何らかの治療が必要です。治療は、症状に応じて軽度なものから高度なものまでさまざまです。

家庭でできることは、前述のとおり食器を変更して安全な洗剤とお湯で洗うなど常に衛生的に保つことです。また、愛犬の口のまわりをノンアルコールのウェットティッシュで拭いてあげるなど、清潔に保つことで二次感染を防ぐことができます。

遊びや普段の行動についても確認しましょう。遊びが過度で激しかったりするとマズルに傷を負うことがあり、そこから感染する可能性があります。

最後に、犬のニキビは伝染性ではないことを理解しましょう。感染の拡大を心配することはなく、発症した愛犬を治療してあげることが大切です。

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