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宮城・静岡・山梨3県警による合同捜査本部は10日午前、これまでに全国各地の9県で7000万円以上の詐欺事件に関与したとして、特殊詐欺グループリーダー格の指定暴力団・稲川会系「四代目山梨一家」幹部で「橋本組」若頭・伊藤大介容疑者(41)=山梨県甲府市=が詐欺容疑で逮捕された事を受け、山梨一家の本部事務所を捜査員ら約30人態勢で家宅捜索し、関係資料などを押収した。
伊藤容疑者は仲間と共謀して2022年9月、千葉県君津市在住の女性(84)に対し、親族になりすまして電話をかけ「大事なものをなくした」、「すぐにお金が必要」などとウソを言って、女性から現金2000万円をだまし取ったとして今月9日までに逮捕されている。
この特殊詐欺グループによる被害は、少なくとも全国各地の9県、十数件の詐欺事件に関与し、被害総額は7000万円以上に上るとみられている。
静岡県警が2022年11月に「受け子」の山梨県内の30代男を静岡市清水区で現行犯逮捕したことを端緒に、宮城、山梨両県警と合同捜査本部を設置して突き上げ捜査を続け、現在までに受け子を3人を逮捕している。
合同捜査本部は、多額の被害金が稲川会に流れたとみていて、被害金が流れを追うとともに、山梨一家内に他にも事件に関与した人物がいるとみて、余罪や組織的関与の有無など全容解明を進めている。
元の投稿: 暴力団ニュース~ヤクザ゙事件簿
特殊詐欺グループリーダー格逮捕を受け 稲川会系「山梨一家」本部を家宅捜索