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【猫飼いTIPS】もし子猫が下痢してしまったら ~その原因と動物病院に行くタイミング

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猫の下痢が厄介であることは、飼い主なら誰でも知っています。たまに下痢をする程度なら大したことはないように思えますが、子猫の場合は注意が必要です。

今回は、子猫が下痢をする原因と症状、動物病院に連れて行くタイミングのお話です。

子猫の下痢の原因

フードが変わると猫が下痢をすると思われがちですが、そうとは言い切れません。野生の猫はあらゆるものを食べます。ネズミやウサギ、鳥などの小動物や、トカゲやヘビなどの爬虫類を食べ、それらの肉、内臓、羽、軟骨などを消化します。

彼らの胃腸はどんなものを食べても処理できるようになっていて、猫が食べたものが原因で胃腸の調子が悪くなるのは5パーセントほどしかないという研究もあります。

しかし、牛乳は例外です。子猫にミルクを飲ませている人がいますが、体にもいいだろうと思ってのことでしょう。実際に子猫は喜んで飲みますが、子猫は乳糖不耐症のため牛乳を消化することができません。

牛乳のほかに、子猫が下痢をする原因として考えられるのは以下のようなものです。

 腸内寄生虫
 細菌感染
 ウイルス感染
 結腸や直腸の形成不全
 ストレス
 異物誤飲

子猫の下痢の原因として特に厄介なウイルスは、猫パルボウイルス(FPV)です。このウイルスは伝染性が高く、猫ジステンパー(猫汎白血球減少症)を発症すると、下痢や嘔吐などの重度の消化器症状を引き起こし、死に至ることもあります。

アメリカ獣医医学会(AVMA)によると、このウイルスは環境中のあらゆる場所に存在するため、ほぼすべての猫が感染する可能性があります。

中でも生後3~5カ月の子猫、なんらかの疾患を抱えていたり、ワクチン接種を受けていない猫が感染する可能性が高くなります。

また、ペットショップや動物保護施設の猫、野良猫なども猫ジステンパーに感染しやすい傾向にあると報告されているようです。

子猫の下痢の症状

まず、子猫のうんちが柔らかいのは正常であることを理解しましょう。子猫のうんちは、成猫ほど乾燥して硬くはありません。しかし、ドロドロしていたり液状だったりする場合は下痢です。

下痢をしている子猫は、トイレの外で粗相をすることがあります。また、足や尻尾、肛門の周りに便がついていることもあります。

子猫のうんちの色は、食べるものによって変わることがあります。母乳を飲んでいる時期は黄色がかった軟便です。その後、ウエットフードやドライフードを食べるようになると、薄茶色から濃い茶色になります。

うんちが薄茶色や濃い茶色といった正常な色であっても、そのなかに白いものが混じっている場合は回虫の可能性が高いです。

猫草を食べていないのにうんちが緑色の場合は正常でなく、肝臓に何らかの問題がある可能性があります。

黒っぽいうんちは、上部消化管(食道、胃、十二指腸など)から出血している可能性があります。また、うんちが赤かったり血が混じっているように見える場合は、下部消化管(小腸や大腸など)から出血している可能性があります。

緑、黒、赤いうんちの場合は、早急に動物病院で検査を受ける必要があります。

診察を受けるべきタイミング

子猫の下痢は、特に以下のようなほかの症状と同時に見られる場合、より深刻な状態の可能性があります。

 くったりしている
 食欲不振
 嘔吐
 異常行動
 白いものが混じっているうんち
 緑、黒、赤いうんち

子猫は身体的ストレスに対処するための体力や免疫力が少ないため、急速に衰弱する可能性があります。下痢だけでなく、上記のような症状が見られる場合は、できる限り早急に診察を受けることが大切です。

下痢をしていても普段と変わらないのであれば、1~2日様子を見てもよいでしょう。ただし、下痢が続くと脱水症状に陥る可能性があります。その場合も、獣医師の診察を受けてください。

下痢治療

診察の際には、まず子猫の状態の確認をしながら、下痢が始まった時期、その前の食事について、下痢の状態などをヒアリングします。その際には下痢の写真や便のサンプルがあると便利です。

便検査では、子猫の下痢の一般的な原因である寄生虫の有無が確認されます。検査結果に応じて、寄生虫を駆除する薬や細菌感染を治療する薬などが処方されます。

また、腸内環境を整える善玉菌=プロバイオティクス(乳酸菌やビフィズス菌)を勧めることもあります。

まとめ

子猫の下痢は悩ましいものです。その原因はさまざまで、フードの変更など心配ない場合もありますが、細菌やウイルスによる感染、内臓疾患など重度な場合もあります。

子猫はまだ体力や免疫力が少ないため、急速に症状が悪化することがあります。うんちの状態や色など、いつもと違うと感じたらすぐに診察が必要です。

また、ワクチン接種は感染症から猫を守り、重症化を防ぐために非常に重要です。混合ワクチンには、下痢を引き起こしたり、猫ジステンパーのような命にかかわるウイルスから守ってくれます。

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