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愛犬・愛猫のフード選びが変わる? FEDIAF最新ガイドラインのポイントと知っておきたいこと

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欧州ペットフード工業連合会(FEDIAF)が、「犬と猫のための栄養ガイドライン」の2025年版を発表しました。このような国際的な基準のアップデートは、ペットを家族の一員として愛する飼い主にとって、ペットフード選びにどのような影響があるのか、気になる点かもしれません。

このニュースは不安の種ではなく、むしろ私たちの愛するペットの健康と長寿を支える科学が、着実に前進していることの証と捉えるべきものです。

FEDIAFのガイドラインは、最新の科学的知見を反映させるため、独立した獣医栄養学の専門家たちによる厳密な査読を経て、毎年見直されています。これは、ペットフードの栄養バランスと安全性を確保するための、いわば世界的な「羅針盤」のような存在です。 

日本で販売されているペットフードの多くは、主に米国飼料検査官協会(AAFCO)が定める栄養基準を採用しています。FEDIAFとAAFCOは、地域は異なりますが、犬や猫が健康を維持するために必要な栄養素を定めた「総合栄養食」の基準を策定するという、同じ重要な役割を担っています。

飼い主が知っておくべきもっとも重要な点は、これらの団体が個別のペットフード製品を「認定」したり「承認」したりするわけではない、ということです。彼らは科学的根拠に基づいた「基準」を設定し、ペットフードメーカーはその基準を満たすことで、自社製品を「総合栄養食」として表示することが可能になります。したがって、今回のFEDIAFの更新は、特定の製品に問題があったからではなく、ペット栄養学の進歩に合わせて基準をより精緻なものにするための、前向きな改訂なのです。 

では、なぜ栄養ガイドラインは定期的な更新が必要なのでしょうか。ペットの健康に関する私たちの理解が、ここ数年で飛躍的に深まっている背景があります。かつて栄養学が主に栄養欠乏症を防ぐことに焦点を当てていたのに対し、現代の栄養学は、ペットがより長く、より健康的な生活を送るための「積極的な健康維持」を目指しています。

その中心的なテーマのひとつが、腸内マイクロバイオーム、すなわち「腸内細菌叢」の役割です。私たちのペットの腸内には、消化を助けるだけでなく、免疫機能の調節、ときには精神的な安定にまで影響を及ぼす、数えきれないほどの微生物が生息しています。近年の研究では、特定の種類のプレバイオティクスを食事に加えることで、腸内の善玉菌を増やし、ミネラルの吸収を高めたり、高タンパク食で生じやすい不要な代謝物を抑制したりする効果が示されています。このような発見が、将来の栄養基準に反映されていくのです。 

では、今回の2025年版ガイドラインでは、具体的にどのような点が更新されたのでしょうか。FEDIAFの公式発表によると、主な変更点は「最新のデータとの整合性を保つための栄養素テーブルの更新」と、「メーカーや専門家がガイドラインを適用しやすくするための付属文書の明確化」とされています。ガイドラインの正確性と実用性を維持するための定期的なメンテナンス作業の一環です。

さらに、ガイドラインの文書自体には、2024年版からのより詳細な変更点として、科学諮問委員会のメンバーに関する謝辞の更新や、現在の会員情報を反映するための序文の更新、特定の計算式への注釈の追加、総エネルギー計算における小数点以下の桁数の変更といった、専門的かつ技術的な微調整が記載されています。栄養学的な方針の大きな転換を示すものではなく、むしろ科学的知見に基づき、基準の精度を絶えず高めていこうとするFEDIAFの真摯な姿勢の表れといえる更新でしょう。 

もうひとつの重要な研究分野は、高齢期を迎えたペットの生活の質(QOL)を栄養面からいかに支えるか、という点です。飼い主の多くが「ペットに健康で長生きしてほしい」と心から願っているように、栄養学もその願いに応えようとしています。特に注目されているのが、シニア期の認知機能の維持です。DHAやEPAといったオメガ3脂肪酸や、卵黄などに含まれるコリンといった栄養素が、脳の健康をサポートする可能性について研究が進められています。さらに、特定の植物由来成分など、新しい機能性素材に関する研究も活発に行われており、こうした知見の蓄積が、高齢の犬や猫のための栄養設計をより高度なものへと進化させています。 

さらに、肥満などの生活習慣病への対策も、現代ペット栄養学の大きな課題です。単にカロリーを制限するだけでなく、ペットの代謝そのものに働きかける栄養アプローチが研究されています。例えば、猫においては、炭水化物を抑えタンパク質を豊富に含む食事を与えることで、筋肉量を維持しながら体脂肪を効果的に減少させられることが示唆されています。これは、動物種ごとの生理学的な特性に基づいた、より科学的な体重管理法と言えるでしょう。

しかし、こうした科学の進歩と同時に、私たちはペットフードの原材料の品質や表示の正確性という現実的な課題にも目を向ける必要があります。食物アレルギーを持つペットのために特定のタンパク源のみを使用したフードを選んだにもかかわらず、表示にないアレルゲン(例えば鶏肉など)が微量に混入していたという報告も存在します。これは、栄養基準という「設計図」だけでなく、それを実現する「製造現場」の品質管理がいかに重要であるかを示しています。 

このような科学の進歩を踏まえると、FEDIAFのような権威ある機関がガイドラインを更新し続けることは、非常に理にかなった動きです。では、飼い主は具体的に何をすればよいのでしょうか。大切なことは「慌ててフードを切り替える必要はない」ということです。

今回の更新は、今のフードが突然不適切になるということではありません。むしろ、これを機にご自身の愛犬・愛猫の食事について、じっくりと見直す良い機会と捉えてはいかがでしょうか。ペットの年齢、犬種・猫種、健康状態、活動量といった個別の状況を総合的に判断し、必要であれば動物栄養学の専門家に相談するのもよいでしょう。

そのうえで、飼い主自身がペットフードのパッケージを読み解くための基本的な視点を持つことも大切です。日々のフード選びに役立つ、いくつかの簡単なチェックポイントがあります。まず、パッケージに「総合栄養食」という表示があるかを確認してください。これは、そのフードと水だけで、特定のライフステージにおける健康を維持するための栄養基準を満たしていることを示す、もっとも基本的な保証です。

次に、そのフードがペットのライフステージ(子犬・子猫用、成犬・成猫用、シニア犬・シニア猫用など)に適しているかを確認します。成長期と維持期、そしてシニア期では、必要とされるエネルギーや栄養素のバランスが大きく異なるため、これは非常に重要です。 

さらに、原材料のリストにも目を通してみましょう。原材料は、含まれる重量の多い順に記載されています。リストの前半に、どのような種類の肉や魚が使われているか(例:鶏肉、サーモンなど)が具体的に記載されているフードは、一般的に品質へのこだわりがうかがえます。また、「保証分析値」に記載されている、タンパク質や脂質の割合も参考になります。例えば、体重管理が必要なペットには脂質が控えめなものを、筋肉質な体型を維持したい場合には高タンパクなものを選ぶ、といった判断の助けになります。

FEDIAFの栄養ガイドラインアップデートというニュースは、ペット栄養学が私たちの愛する家族の健康と幸福のために、絶えず進化し続けていることの力強い証明です。それは、世界中の科学者、獣医師、そしてメーカーが、よりよいペットフードを目指して努力を続けている証でもあります。

私たち飼い主にとって大切なのは、日々の愛犬・愛猫の様子を注意深く観察し、その小さな変化に気づいてあげることです。そして、最新の科学的知見と専門家の知恵を借りながら、目の前のかけがえのない家族にとっての「最適」を見つけていくこと。この愛情深い観察と、科学的根拠、そして専門家との連携こそが、愛するペットの健やかで幸せな毎日を支える礎となるでしょう。

元の投稿: 犬や猫とハッピーに暮らすための情報と最新ペットニュース - ペトハピ [Pet×Happy]
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