理想のNSXタイプSのカラーリング実在せず!?それでも独自努力で完成した特別な最後の一台
幼い頃にミニカーで見た瞬間から、ずっと忘れられない1台がありました。ホンダNSX タイプS、しかもフェニックスブルーというたった1つのカラーのものだけです。レーシングカートの経験を持ち、トヨタMR2やホンダS2000など後輪駆動車を乗り継いできた“セイヤ”さんが、2001年式NSX タイプSを手に入れたのは2年ほど前のこと。しかし購入時のボディカラーは、夢に見た青ではありませんでした。では、なぜそのまま購入したのでしょうか? そしてどうやって理想のフェニックスブルーへと仕上げたのでしょう。 廃番部品になりそうな部品を先読みで大量確保するオーナーが、初恋のクルマにかける情熱をたっぷり語ってくれました。
小学校時代に雑誌で見た青のNSXに「これだ!」
NSXタイプS後期型と憧れのフェニックスブルー
レーシングカートへの参戦経験を持つ“セイヤ”さんは、トヨタMR2やロードスター、現在所有するホンダS2000など、走りにこだわった後輪駆動モデルを乗り継いできた。そんなセイヤさんが2001年式ホンダNSX タイプSを手に入れたのは、2024年のことだ。それは幼い頃からの憧れが形になった瞬間でもあった。
「物心がついたときから好きだったんですよね。レーシングドライバーの道上選手が乗っていたGTマシンのミニカーを持っていて、それがずっと好きで。でもNSXなら何でも良かったわけじゃなくて、小学校ぐらいのときに雑誌の見開きに載っていた青のタイプSを見て「コレだ!」って。あのカラーが本当に好きで、とにかくこのタイプSを絶対に手に入れるぞ、って思ったんです。フェニックスブルーという色なんですが、実を言うと買った時点では違う色だったんですよ」
自分の理想のタイプSは作るしかないと一念発起憧れの「フェニックスブルー」までの苦労と工夫
「タイプSって、前期・中期・後期みたいなのがあるんですよ。その最終型がどうしても欲しかったんですけど、本格的に探し始めた段階で、最終型にはそもそもこの色が設定されていないっていうのを知ったんですよ。なので、自分の理想のSは作るしかないということで、オールペン(全塗装)を前提にして状態のいいタイプSを買うことにしたんです」

購入後、高い技術を持つショップを探した“セイヤ”さん。その時点ではホンダのリフレッシュプランの受付は終了していた。しかし同プランと同様の手順でオールペンを実施した。まず純正新品の塗装済みミラーなどを購入し、その色からサンプリングして当時の工場出荷時のカラーに合わせるという手法だ。それに合わせ、購入時にガンメタだったホイールも、フェニックスブルーのタイプSと同色のホイールを新品で購入し装着するという念の入れようだ。
NSX-Rクロスミッションなどパーツ選択も独自!
廃番部品先読み確保しながら生涯現役を目指す!!
幼い頃から憧れていたタイプSを手に入れた“セイヤ”さん。エクステリア以外では、02Rミッション(2002年に登場した究極のモデル「NSX-R」用のクロスギヤが組み込まれた、加速重視の鋭い走りを生むマニアックな流用チューンだ)、T3テックのエキゾーストマニホールド&マフラー・軽量フライホイールなど、自分の好みを反映させた部分もある。
しかし、基本的には純正の状態を維持していきたい、という方針だ(取材はHonda Heritage Worksの発表前に実施)。部品の確保にも力を入れている。
「純正で廃番になりそうなものから先に全部買っているんですが、そこは意外と目利きがハマっていて、買ったやつが2カ月後に廃番になったりとか結構あるんで。ドアノブ、ハンドル、内装のパネルやエアコンの基板とか、中古のクーペが1台買えるぐらいは部品を集めています。初恋のクルマと結ばれているんで、もう生涯を捧げようと思っているんです」
ミニカー片手に実車を夢見た小学生は、今や廃番部品を先読みで買い占めるほどの立派なオーナーになった。フェニックスブルーに輝くNSX タイプSと“セイヤ”さんの一途な愛車生活は、苦労も楽しみに変えながらまだまだ続く。
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幼少時からの憧れのクルマに生涯捧げる!? 廃盤部品先読み買いするホンダ「NSX タイプS」オーナーの偏愛学!
