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15台以下のロータス「エラン」が680万円から販売中!「シェイプクラフト ファストバッククーペ」はどうして生まれた?

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ちょっと変わったロータス エラン

世界最上級のエンスー大国、自動車趣味の分野では今なお世界の中心であるイギリス発信の国際オークションでは、この国でしか見られないような名車・珍車の出品に遭遇することもあります。2024年4月14日、英国チチェスター近郊のグッドウッド・サーキットにて開催されたエクスクルーシヴなレースイベント「グッドウッド・メンバーズミーティング」の公式オークションとして行われた名門「ボナムズ」社のオークションでは、誰もが知る傑作ロータス「エラン」をベースとしつつも、ファン以外にはほとんど知られていないスペシャルモデルが出品されました。

レースのストレートスピードのためモディファイ

1962年にデビューしたロータスの歴史的名作、「タイプ26」こと元祖「エラン」は、この時代の英国製スポーツカーの常として、すぐさまモータースポーツへと供されてゆく。しかし、軽量な車体と「ロータス・ツインカム」の相乗効果があっても、レースの現場ではパフォーマンス不足なところもあったようで、ロータス自身も「レーシングエラン」こと「26R」を少量ながら生産したほか、当時のレーススペシャリストたちが、エンジンやシャシーに手を加えるキットを競うように開発していた。

そんな中、前期型の「26(エランおよびエランS2)」ではロードスター型か、あるいはそれにハードトップを追加しただけのボディでは、当時のモータースポーツでも重要視され始めていた空力効率の面で不十分だと考えたのが、ロンドン南西部のサービトンを拠点とするロータスの正規ディーラーであり、ジャック・ブラバムの代理人でもあったバリー・ウッドだった。彼が率いる「サービトン・モーターズ・リミテッド」は、この時代のトレンドだったファストバック・スタイルのルーフをエラン用に製作。「シェイプクラフト」と命名し、1964年にコンプリートカーとして販売した。

同社によって改造されたエランの台数は記録されていないものの、一般的なコンセンサスでは、シェイプクラフトのコンバージョンが完成車となったのは10台以上15台以下とされている。エランのオリジナルFRPボディに、リアのブート(トランク)まで覆うアルミニウム製のハードトップをリベット留め+接着したシェイプクラフトは、その優れた空力特性からすぐにレースコミュニティで人気を博し、最高速度は時速120マイル(約192km/h)を超えたとの報告もあったという。

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