研ぎ澄まされた存在感 光を切り裂き進む刃。
排気量を縮小しながらターボチャージャーに光明を見出した新生フェーラーリのライトファイター488GTBがミーシャ・デザインの手によりさらなる切れ味を求めて磨き込まれる。
MISHA DESIGN Ferrari 488 GTB
ミーシャ・デザインが描くボディを纏った488GTBは、周りの風景を鋭く切り裂く。デザインに限らず優れたものを「際立つ」と表現することがあるが、このボディキットはまさにそれだ。
どんなに美しい光景の中にあっても、ミーシャ・デザインの488GTBはまるで浮き立っているかのように鋭利なインパクトを持って目に飛び込んでくる。
これを、ただ「迫力がある」と表現すると面圧を持っているように受け取られるだろう。
しかし、イメージ的にはそれよりもずっとクリーンでシャープな、研ぎ澄まされた日本刀のような、静かで、それでいて激しい存在感を纏ってそこにある。
フロントのエアインテークはストックモデルから趣を変え、ノーズから降りるバーチカル・プロップはフォーミュラのフロントウイングのように横へと伸び、そこには鮫の歯のようなステーが配置され、スプリッターを支えている。
エッジの効いたディテールはこのステーばかりではなく、スプリッターやサイドスカートのウイングレットも、バンパーのサイドベントのステーも、サイドインテークのボルテックス・ジェネレータのようなアクセントも、スパイラルスポークのサヴィーニ・ホイールも、ボディ全域にテーマを持って散りばめられる。
圧巻はリアセクションで、フロント同様にバーチカル・プロップをテーマとして大型化されたディフューザーと共に全面メッシュが採用され、熱との格闘を宿命づけられたターボモデルならではの覚悟を表明しているかのようだ。
象徴的に移設されたプランシング・ホース
デザイン性もさることながら、カーボンファイバーで形造られたボディキットはストックのファブリケーション・ポイントでそのまま入れ替えられるという高い工作精度を誇る。
恐ろしいまでの迫力を見せる機能性とデザインの高度な融合
ストックを凌駕するサイズのディフューザーと全面メッシュで出自を主張するミーシャ・デザイン。スポイラーは中央が切り欠かれてリアビューを確保し、実用性も忘れていない。
そのデザインの全ては走るためだけに存在している
ただでさえセンセーショナルなフォルムがボディキットによりさらなる高まりを見せ、20 インチのスパイラルスポークのサヴィーニ・BM15 が停まっていても躍動感を見せつける。
MISHA DESIGN Ferrari 488 GTB Customization Elements
MISHA FERRARI 488 BODY KIT
●FRONT BUMPER
●FRONT HOOD
●SIDE SKIR
●SIDE AIR INTAKE COVER
●REAR BUMPER
●REAR SPOILER
WHEEL
●SAVINI BM15 20inch
問い合わせ MISHA DESIGN
取材協力 Savini Japan Tel.054-277-0551
カスタムカー完全ガイドvol.02
マガジンボックス
Text |本間薫 Kaoru Homma
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元の投稿: 車 カスタムカー, 改造車 専門WEBマガジン | tuners(チューナーズ)
ミーシャ・デザインが描くボディを纏ったフェラーリ488GTB