近年は飼育環境の変化や獣医療の進化などにより、犬も猫も長生きをするようになりました。人間同様に高齢化が進んでいます。それにより、飼い主が愛犬・愛猫の介護をすることも少なくありません。犬も猫も年齢を重ねてくると、老化や病気などによりこれまでのように思うように体を動かせなくなってきます。歩くときにふらつくようになる、食事を自分で取れなくなる、トイレの失敗が多くなるなど、これまでできていたことができなくなったら介護が必要となります。
介護が始まればそれはいつまで続くのかわかりません。飼い主は終わりが見えない介護の毎日に、精神的にも肉体的にも追い込まれていくかもしれません。そうならないように、自分のできることを気負いすることなくやっていくことが大切です。ひとりで抱え込まず、家族や友人、またホームドクターに相談しながら行うことです。無理はせず、大変なときはさまざまなサービスを利用しながら行うことです。犬や猫の性格やおかれている飼育環境が違うように、介護の方法もそれぞれです。愛犬・愛猫の様子を見ながら、自分に合う介護の方法を見つけていきましょう。決して「無理しない」ことです。