人気再燃GXブラザーズ ハチマルマークⅡ3兄弟【GX51 CRESTA】
ベースカー | クレスタ・スーパールーセント’81年型 |
---|---|
オーナー | 井上寿美サン・47歳(福岡県太宰府市) |
協力 | ガレージアルファ ☎0986-36-4888 |
一卵性双生児であるX60系マークⅡ&チェイサーより半年早くデビューし、1980年代のハイソカー新時代を切り開いたのが、X50系の型式を持つ初代クレスタの前期型。
その上級グレードである1GーEUエンジン搭載のGX51クレスタは、昭和末期から平成初頭にかけてマークⅡと人気を二分したヤン車の代名詞。
当時の人気漫画『シャコタン★ブギ』でも„コマちゃんのクレスタ"として登場することからも、往年のツッパリ兄ちゃん御用達だったことがわかるハズ。
で、コチラのGX51はそんなイチ時代を謳歌した生き証人・井上サンの愛車。
1Gツインカム換装済みの完成を素材に、オーナー独自のアレンジで別モノのイカした個性を表したのがこの’81年型スーパールーセントだ。
当時ノリのヤン系クレスタといえば白一色のフルエアロ仕様やコマちゃんばりの出っ歯チンスポ&オバフェン姿が目に浮かぶオッサン世代も少なくなかろうが、あえて純正ツートンでフェンダーミラーを残した昭和の旧車風情を前面に押し出し!
鋭い造形が際立つ二連のフェンダーダクトや、アーチの爪折り&叩き出しで極太サイズのSSRメッシュをガッツリ収めたハの字シャコタンの足元など、ストック風味と街道レーサー仕様の味わいが絶妙にブレンドされたネオ昭和スタイル的フィニッシュが魅力的だ。
さらに絶版フジツボのタコ足やパイオニアのリアスピーカーを筆頭とする当時物パーツの数々も吟味されており、アイテム頼みの足し算メイクとは一線を画する卓越センスがステキ。
それもそのはず、オーナーの井上サンは様々な改造車ジャンルを渡り歩いてきたベテランで、単なる懐古主義と異なる温故知新の美学にコダワったってワケ。
フロントグリルはブラックアウトし、バンパー下のエプロンにはGX71 用のリップスポイラーをさりげなくセット。51 クレスタ独特の角4 灯フェイスが、より精悍に演出されている。
リアスピーカーは、カーオーディオ部門がカロッツェリアに改名する前の時代のパイオニアTS-X15。文字部分がグリーンに光るイルミネーションも’80 年代前半のお約束だ。
リアエプロン下に備わるのは、“アンダースリットスポイラー”。エアロパーツ黎明期の’80 年代中盤に流行ったアイテムで、他車用の当時物を加工流用している。
縦スリット入りサイドステップがリア叩き出しのワイドフェンダーと絶妙にマッチ(フロントは爪折りのみ)。純正モールを外したサイドビューも、純正色のツートンボディを引き立たせるのに貢献。
ホーンボタン交換でモモステ風を装うウッドの小径ハンドルは、定番OBA の30 φ。今や稀少な5 速MT 車もコダワリだ。シート上の雑誌は青春時代が蘇る平成2年当時のヤングオート♪
【3兄弟のハイソな個性】オレたちのここを見ろ!!
独自のダクト&スリットで個性を激アピール!
鈑金ワンオフによる二連スリットのフェンダーダクトが直線基調のフォルムとマッチし、独自の個性をアピール。ホイールは当時物のSSRメッシュ14インチで、リバースリムのBタイプのF:9J :10.5Jの組み合わせ。メッシュの溝の部分はボディ同色済みと小技も注目!
ツインカム1 G&お宝フジツボで音も最高!
前期GX51 の1G エンジンは本来シングルカム版のみだが、後発のツインカム24 仕様の1G-GE にシレッと換装済み。タコ足は藤壺技研の絶版品で、音、吹け上がり、レスポンスともに一級品だ。
純正ツートンカラーでOGを気取る
オールペンはオリジナルにこだわりまくり。これは“ グランドストラータトーニング”の名称を持つ前期ターボのみ設定された純正カラーだ。メタリックツートンを最上級グレードのイメージカラーに据えたX50/60 系らしいツウな演出だ。
かつてはワゴンR のVIP カスタム界でカリスマユーザーだった意外な経歴をお持ちのオーナー井上サン(真ん中の方)。右隣の430グロリアの田代サンをはじめ、昭和ハイソカーライフを満喫中デス。
芸文社 / カスタムカーvol.471
// <![CDATA[
// ]]>
元の投稿: 車 カスタムカー, 改造車 専門WEBマガジン | tuners(チューナーズ)
コマしのコマちゃんも愛した51クレスタ当時風情をオーナー風にリメイク!!【GX51 CRESTA】