[週刊少年ジャンプ39号]
(コミックス派はネタバレにご注意)
第953話“一度狐” 感想。
〇鈴後の気候による風習「常世の墓」
〇リューマの遺体が腐ってなかった理由
〇鈴後の大名「霜月牛マル」はゾロ似?
〇初代“牛鬼丸”は河松
〇13年前に河松が捕まった時の真相
〇鈴後の武器&敵から収集した武器GET
〇現“牛鬼丸”の正体は狐のオニ丸
〇光月おでんの名刀「閻魔」
[小ネタ×3]
〇小紫と日和の類似点がまた一つ
〇鈴後の墓荒らしはブンボンビン
〇ワノ国固有の狛◯◯シリーズ
鈴後の気候による風習「常世の墓」
現在ゾロたちがいるワノ国「鈴後」。
この郷の気候や風習、かつてその地を治めていた大名について説明があったので、箇条書きにしてまとめておこう。
●北の大地「鈴後」
●屈強で名高き「霜月一族」が治めていた地
●かつての大名は、剣の達人「霜月牛マル」
●常に相棒である狛狐の「オニ丸」と二人連れ
●鈴後の民は生まれると刀を送られる
●刀と共に生き、死ねばそれを墓標とする
●寒い気候ゆえ遺体が数百年腐らない
●それが鈴後の風習「常世の墓」
●18年前、カイドウの手により滅びた鈴後
●13年前(鈴後が滅んで5年)、オニ丸は墓荒らしからその土地を守り続けて来た
箇条書きでまとめただけでも、鈴後は重要な地であり、相当なバックボーンを持った場所だとわかるね。
これは面白い!
リューマの遺体が腐ってなかった理由
今回、鈴後の風習が詳しく描かれたことで、個人的に一つ腑に落ちた事があった。
それは「400年前に死んだリューマの遺体の保存状態が良かった件」について。
通常 人が亡くなった場合、数年もすれば肉体が腐敗し白骨化してしまう。
ブルックの死体が白骨化していたのがいい例だ。
しかしスリラーバークで登場したゾンビリューマは、死体にも関わらず肉体を持っていた。
23年前にワノ国から盗まれた遺体がこうも保存状態が良いという事は、リューマはその少し前に死んだのかな?という憶測も流れたが、実際には400年前の人物だと判明している。
それにも関わらずこの肉体の保存状態…
コレには、この鈴後の気候と風習が関係してたんだね。
これはすごく納得できた!
鈴後の大名「霜月牛マル」はゾロ似?
鈴後の大名だった男は「霜月牛マル」。
相棒の狛狐「オニ丸」と常に行動共にしていた剣の達人。
この「霜月」という姓は、白舞の大名である「康イエ」の名字でもある。
白舞と鈴後は、同じ「霜月一族」が治めていたのね。
更に、VIVRE CARDで判明しているんだけど、ワノ国の伝説の侍「リューマ」も「霜月」姓を持つ。
屈強な一族である「霜月」。
リューマの直系は、この「牛マル」だろうか…
なんとなく雰囲気が似ている?
個人的には、ゾロにも似ているなぁという印象があり、またここでリューマとゾロの血の繋がりを感じた。
東の海のシモツキ村を作ったワノ国からやってきた一団の中にも霜月姓を持つ者がおり、その者が一団を率いていたのかもしれない。
初代“牛鬼丸”は河松
ゾロから「秋水」を盗んだ牛鬼丸は実は二代目で、この場所で「追い剥ぎ」を始めた初代は河松だった模様。
自分の元から日和が姿を消し、いくら探しても見つけることができず、日和は死んだものと考えた河松は、「腹を斬るならこの場所だ」と鈴後を訪れた。
そこに居たのは、霜月牛マルの相棒の狛狐「オニ丸」。
鈴後が滅ぼされてから5年…
たった一匹でこの場所を守って来たそうだ。
その土地の風習とオニ丸の死守により、大量の刀が残存している鈴後。
河松はただ死ぬのではなく。13年後にやってくるであろう大きな戦いには必ずや武器が必要になると踏んで、その武器を集め始めた。
橋での追い剥ぎも、鈴後を守ると共に武器を集める手段の一環だった。
この「鈴後を守る者」として、かつての大名の名「牛マル」と相棒の狐「オニ丸」の名を併せて、河松は「牛鬼丸」と名乗ったのだろう。
13年前に河松が捕まった時の真相
河松の前から日和姿を消し、鈴後にやって来た河松は約数ヶ月間、オニ丸と共に来るべき決戦に備えるために墓にある刀を集め続けた。
そんな生活をしていた河松が、何故兎丼に収監されることになってしまったのか。
その真相は、自分と鬼オニ丸の食料を調達しに都へ出向いた際、町民達(子供達?)に「油揚げ泥棒だ」と捕らえられてしまったから。
さすがに盗みを働いた上に町民に危害を加える事もできない河松はおとなしく捕まった、というのが真相だろう。
個人的に予想していた「日和探しの最中に捕まった」のではなかったんだね。
それは既に、し尽くした後だったと。
鈴後の武器&敵から収集した武器GET
物語は現在に戻り、ゾロが追いかけていた牛鬼丸はどこかに消え、代わりにある扉を開いていった。
その扉はかつて河松とオニ丸が集めた刀を隠していた地下の通路の入り口だった。
そこには、数千本の刀の数々が…
河松がオニ丸と共に集めた刀はせいぜい数百本。
「なぜこんなに…!!」と困惑する河松。
そしてその整頓された地下の様子から「これは人の所業だ」と考えた。
この隠し部屋を知るのは河松自身と狛狐のオニ丸だけのはずなのに…と不思議がる。
しかし、これはこちら側に好都合すぎる展開。
まさに渡りに船の大金星だ!!
これで最大の懸念であった兵達の武器も揃った。
元の投稿: ワンピース.Log 考察/伏線/謎/予想/感想/まとめ
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