静岡県警焼津署は14日、男性2人から新型コロナウイルス対策の特別定額給付金を脅迫して奪い取ったとしたとして、指定暴力団・稲川会系四代目森田一家傘下組長・橋ケ谷光徳容疑者(54)=焼津市浜当目=を恐喝の疑いで逮捕した。認否は明らかにしていない。
橋ケ谷容疑者の組長は今年5月、いずれも静岡県中部に住む会社員と無職の50代の男性に対して「お前、給付金が入るだろ、お金を工面しろ」などと脅し、それぞれ4万円と5万円を奪い取った疑いがもたれている。
被害男性の2人は暴力団と関係があり、容疑者が新型コロナウイルス対策の給付金を上納金として狙ったとみられている。警察は同様の余罪があるかも含め、容疑者を追及している。