警視庁は９日、生活保護受給者用のマンションに大麻と覚醒剤を販売目的で所持していたとして、指定暴力団・住吉会系「十三代目幸平一家」傘下組員・高野陸容疑者（２２）と、知人・真弓心月容疑者（２３）、無職・谷口愛美容疑者（２０）の男女３人が覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕された事件を受け、幸平一家の本部事務所を家宅捜索した。
押収された大麻や覚醒剤
３人は今年２月、板橋区のマンションの一室で覚醒剤およそ２.５グラムや大麻およそ２８０グラム（末端価格・計１５５万円相当）を販売目的で所持していた疑いが持たれている。調べに対し、３人は容疑を否認している。
高野容疑者が真弓容疑者に大麻と覚醒剤の保管を依頼し、真弓容疑者は交際相手の谷口容疑者が住む東京都板橋区の生活保護受給者用のマンションに保管。今年２月に真弓容疑者と谷口容疑者が口論となり、マンションの住民が「カップルが、喧嘩している」と通報。警察官が駆け付けたところ、部屋の中にあった乾燥大麻や覚醒剤、注射器５本などが入った段ボールを発見した。その後の捜査で、２人に預けていた高野容疑者の関与が浮上した。
警視庁は、薬物が組織的に密売されていたとみて詳しく調べている。
元の投稿: 暴力団ニュース～ヤクザﾞ事件簿
覚醒剤と大麻の営利目的所持 住吉会系「幸平一家」本部を家宅捜索