英国伝統のライトウェイトスポーツにスズキのエンジンを積んだ軽自動車
東京のA PIT オートバックス東雲で、月1回のペースで開催されている「モーニングミーティング」。その名の通り朝7時30分~9時に、毎回異なるテーマに沿った車種とオーナーが集まっている。今回は「軽カー」がテーマとなり、A PIT オートバックス東雲の駐車場には、さまざまなタイプの軽カーが集まっていた。
スパルタンなスポーツカーに乗れるうちにと慌てて購入
スズキの「ジムニー」用660cc直3ターボエンジンを搭載し車体も軽のサイズに合わせて登場した、ケータハム「セブン」初の軽規格モデルとなる「160」は2014年に登場。販売開始から人気を集め、現在はモデルチェンジを経てセブン「170S/170R」にバトンタッチされている。このケータハム「セブン160S」の中古車を今から3年前に手入れたのが、オーナーの井上康一さんだ。
「10代の頃に一度セブンに乗せてもらってから、ずっと乗りたかったんですよね。軽だったらいけちゃうんじゃないと思ったんですけど、モタモタしてたのと優柔不断さで面倒くさくなっちゃって。それでもいつかは、と思ってたんですけど知人に“お前、年食ってからだと乗れないぞ”と言われて、それはその通りだなと思って慌てて買った感じです」
新車時に人気で手に入りにくい状態が続いたセブン160Sだが、「慌てて買った」ということは、中古車を探すのは比較的容易だったのだろうか?
「結局、2年ぐらい探しました。それでこれが沖縄のディーラーさんにあったんですね。で、すぐに沖縄行って決めました。体型的に心配もあったんですけど、収まったので(笑)新車で売ってたときに、スッと決めれば良かったんですけどね」
さまざまなシーンで注目度も高い
実際にセブン160Sを手に入れた井上さん、以前はハイパワーのスポーツモデルにも乗っていたことがあるそうだが、セブンに乗ってみると「間違ってました、速すぎて手に負えなかった」。またさまざまな場面で注目されることも多く、声をかけられることもあるのだそうだ。
「クラシックカーだと思われることも多いんですよね。これ綺麗にしてますねって言われて、まだ新車からそれほど経ってないですよって答えると、“えー”って言われて。スズキのターボエンジンが乗っていてプッシュンプッシュンいうんですよって言うと、また“えーっ!”と言われて。あと、運転中にみんな何の車だろうと近づいて見てくるので、煽られてるのかなって(笑)」
カスタムを楽しみ、今後は足まわりの強化が目標
購入後、いろいろ気になることもあったそうだが、そこはみんカラなどで知り合った仲間から情報を得たり、パーツを譲ってもらいカスタムすることで逆に楽しんでいる井上さん。その内容は、マフラー、吸気関連、グリス注入式からベアリング仕様に変更されたアッパーアーム、カーボントランクリッド、水中花のシフトノブなどなど。さらに今後、手を入れたい箇所があるという。
「今はサスが純正なんで車高調とかロアアームとか、足まわりが今後の目標ですね。車重500kgくらい、エンジンも90馬力ぐらいあるのでパワーは十分なんで、あとは自分の体重を軽量化することぐらいですね(笑)」
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ケータハムに「水中花」シフトノブは斬新! 「ジムニー」用エンジン搭載の「セブン160S」にベタ惚れのオーナーが購入した経緯とは?