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4億6600万円! オークション初登場のアストンマーティン「ヴァルキリー」の仕様とは? ほぼ新車同然、コレクターの注目集まる

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世界初! ヴァルキリーが国際オークションに登場

先ごろRMサザビーズ欧州本社の中東およびアフリカ地域への進出が発表されたことを記念して、2024年3月8日に、アラブ首長国連邦ドバイにて初のオークションが開催されました。今回はその出品ロットの中でも目玉商品的な1台、並みいる現代ハイパーカーの中でももっともハードコアなモデルとして知られるアストンマーティン「ヴァルキリー」をお伝えします。

F1マシンの名設計者が作りあげた奇跡のハイパーカーとは?

アストンマーティンとレッドブル・レーシングのパートナーシップから生まれた「ヴァルキリー」は、レッドブル・レーシングのテクニカルディレクターであり、エアロダイナミクスの第一人者であるエイドリアン・ニューウェイが構想に深く関わっていた。

開発の基本コンセプトは、F1マシンにできるだけ近づけること。アストンマーティンはヴァルキリーの開発を「不可能を可能にする驚くべきエンジニアリングの旅」と表現したそうだが、その道のりがいかに困難であったかは、生産化に至るまで要した時間を見れば明らかだろう。ニューウェイのアイデアが浮かんだのは2014年。でも、ヴァルキリーの最初のモックアップが披露されたのは、2016年のことだった。そして2019年7月のF1イギリスGPに先立ち、シルバーストーン・サーキットにて、走行可能なプロトタイプがようやく動態デビューを果たしたものの、最初のカスタマーカーの完成は2021年11月まで待たねばならなかったのだ。

これほど骨の折れる作業となってしまったのは、開発チームが自らに課した課題の難しさを反映していた。つまり、すべての要素をゼロから設計し、エンジニアリングや製造までこなす必要があったからである。しかしその粘り強さと忍耐力が実を結び、ヴァルキリーの主要スペックが物語るように、新境地を開拓するハイパーカーが実現した。

自然吸気6.5LのコスワースV型12気筒エンジンは、1万1100rpmという驚異的な回転数を発揮し、単体でも1000bhpをマーク。さらに、F1のKERSテクノロジーと同様の方法でパワー・オン・デマンドをブーストし、シングルクラッチ式7速シーケンシャルギアボックスと「リマック」社が部分的に開発したハイブリッドシステムを介した電気モーターのアシストにより、システム総出力は1140bhpに到達するという。

また、最大トルクは6000rpmで900Nmに達し、0-100km/h加速タイムは2.6秒。最高速度は400km/hを超えるとうたわれた。

しかしニューウェイの真骨頂が生かされたのは、あらゆる部分における軽量化と空力効率への注力であろう。その留意は、フロントのエンブレムなどあまり目立たない部分にも行き届き、たとえば従来では七宝焼きだったエンブレムに代えて、99.4%軽量化されたアルミニウム製の薄板が、空気の流れを妨げないクリアラッカーの下に貼られている。

このような「法医学的」アプローチによる軽量化の結果、油脂類・液体を含まないドライウェイトは、わずか1270kg。パワーウェイトレシオはプロジェクトの発足時に目標としていた1:1に近いものとなった。

くわえて、最適な空力性能を実現するために設計されたカーボンボディは、側面が劇的にくびれ、複雑なフロントスポイラーと巨大なリアディフューザー、オープンアンダーフロアとアクティブサスペンションの組み合わせの結果、ダウンフォースは1100kgというF1マシンの能力をはるかに超える領域に到達していた。

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