【犬飼いTIPS】なぜ愛犬は私を見つめるの？ その理由と対処法を知ろう

家のなかで視線を感じてその方向を見ると、愛犬に見つめられていたという経験は誰にでもあると思います。ほとんどの場合、愛犬は友好的な気持ちであなたを見つめていますが、攻撃的な気持ちで見つめている場合もあります。

ボディランゲージやほかの要素から、愛情に満ちた視線と攻撃的な視線を見分けることができます。今回は、犬が人間を見つめる理由と対処法のお話です。

愛情表現

愛犬があなたを見つめているのは、あなたへの信頼や愛情表現かもしれません。何かをねだったり、要求することなく見つめているだけの場合はその可能性が高いでしょう。

通常、そのようなときは穏やかな表情でリラックスしているように見えるでしょう。もしかしたら、寝転がってあなたを見ていることもあるでしょう。

何かを望んでいる

食事や散歩時間が近づいているにもかかわらず、あなたが行動しようとしないとき、愛犬があなたをじっと見つめているとしたら、それは単にあなたの注意を引いて行動を即している場合が多いです。

このような無言のアピールが通じないとわかると、次には鼻を鳴らしたり、あなたを舐めたり、鼻や前足で突っついたりする行動にでます。

敵対心

犬はポジティブな理由で見つめることが一般的ですが、敵対心から見つめることもあります。その場合は、犬の状況や行動から読み取ることができます。以下がその徴候です。

表情からも愛犬の気持ちがわかります。眉間にしわを寄せている場合は、攻撃的に見つめている可能性が高くなります。また、唸り声をあげている場合もあります。

このような場合は無理に接触せず、ゆっくりと距離をとりましょう。もし、あなたの行動が愛犬を挑発したり煽ったりしているようなら、すぐにやめましょう。

指示を待っている

特定の何かを要求していたり、敵対心を持っているのではなく見つめているのであれば、あなたの指示を待っているのかもしれません。

これは、愛犬があなたの指示を理解しやすくするために、あなたを見るようにトレーニングすることに応用できます。

例えば、ショーや競技に出場している犬は、ハンドラーやトレーナーが、犬に合図や指示を出したりするために、アイコンタクトを取るように教えます。

見つめ返してもいい？

愛犬が愛情から見つめている、あるいは何かを欲しがっていると確信できるなら、見つめ返すのはよいことです。ただ見つめるだけでなく、軽く撫でてあげたりするとよいでしょう。

しかし、明らかに緊張していたり、敵対心がみえる場合には、見つめ返していはいけません。距離をとったり、その場を離れるようにしましょう。

また、愛犬以外のほかの犬の場合は、たとえ攻撃的に見えなくても決して見つめ返してはいけません。もし、あなたに見ず知らずの人が近づいてきて、じっと見つめられると恐怖心から防衛反応をするでしょう。

犬も同様で、相手が人間であっても攻撃性を誘発する可能性があります。

まとめ

愛犬に見つめられると、絆を感じ嬉しくなるものです。ただ、理由によっては見つめ返したりしないほうが良い場合があります。

もし、攻撃的に見つめることが多い場合は、ストレスや疾患の可能性があります。その理由がわからない場合は、動物行動学の専門家などの助けを借りることも必要です。