愛知県警は、店長を含む従業員を雇用保険に加入させず、違法に働かせていたとして、愛知県名古屋市中村区椿町にある「HOTEL URBAN(アーバン)」の実質的経営者・鈴置秀夫容疑者(64)=名古屋市昭和区=と、代表取締役・鵜飼祐史容疑者(53)の2人を雇用保険法違反の疑いで逮捕した。暴力団関係企業の捜査から容疑が浮上し、売上の一部が暴力団の資金源になっていたとみられている。
鈴置容疑者らは雇用保険に加入させる義務がある男性店長(55)を加入させず、ホテルで違法に働かせていた疑いが持たれている。このホテルは4年前に立ち入り調査の際、違法な営業実態が確認されていて、現在も店長を含む5人の従業員全員が雇用保険に入っていなかった。県警は、「捜査に支障がある」として2人の認否は明らかにしていない。
鈴置容疑者はキャバクラ店35店舗など、あわせて18法人を実質的に経営しているが、雇用保険に届け出がされている従業員は33人で、県警は、他にも同様に保険料の支払いを免れ、違法に得た売上金の一部が暴力団に流れていた可能性があるとみて、営業実態や金の流れなどを詳しく調べている。
元の投稿: 暴力団ニュース~ヤクザ゙事件簿
雇用保険未加入で働かせたホテル経営者ら2人を逮捕 暴力団関係企業の捜査から浮上