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長野地裁(坂田正史裁判長)で27日、長野県東信地方の飲食店やコンビニの駐車場などで、業として覚醒剤の密売を繰り返したとして、麻薬特例法違反などの罪に問われている指定暴力団・稲川会系四代目山梨一家幹部で「大林組」本部長・木元貴行被告(45)=長野県佐久市=の裁判員裁判による判決公判が開かれ、木元被告に対し懲役6年6か月・罰金100万円・追徴金37万円(求刑・懲役7年・罰金100万円・追徴金37万円)の実刑判決を言い渡した。
木元被告は2022年8月上旬ごろから11月にかけて、すでに服役している無職・高原詔一受刑者(51)=長野県長和町=と共謀し、東信地方の飲食店やコンビニの駐車場などで、70回以上にわたり密売を繰り返し、1回あたり0.2グラムから0.5グラムを1万5000円から3万円で取り引きしていたとされる。
検察側が懲役7年などを求めていたのに対し、弁護側は「密売は当時借金をしていた先輩からの指示だった」などとして、懲役5年が妥当だと主張していた。
坂田裁判長は、「同じ様な事件の中で規模が大きいとは言えないが、覚醒剤の害悪を拡散する悪質な犯行で、目上の者の意向に逆らえなかったというよりは、すすんで密売を繰り返そうとする意思を持っていた」などとして、懲役7年の求刑に対し、木元被告に懲役6年6カ月・罰金100万円・追徴金37万円の判決を言い渡した。
弁護側は、「判決内容を精査して控訴するか検討する」と述べた。
元の投稿: 暴力団ニュース~ヤクザ゙事件簿
長野・覚醒剤密売事件 稲川会系「山梨一家」幹部に懲役6年6か月・罰金100万円の判決