埼玉県警は17日までに、埼玉県小鹿野町の山中に男性の遺体を埋めたとして、指定暴力団・稲川会傘下幹部・平岡貴幸容疑者(45)=埼玉県本庄市=と、同幹部・石森啓晋容疑者(38)=同=、同幹部・坂田竜馬容疑者(31)、職業不詳・河田雅之容疑者(34)=埼玉県深谷市=の男4人を死体遺棄容疑で再逮捕した。
4人は、小鹿野町にあるダム近くの山中に、成人男性の遺体を埋めて、遺棄した疑いが持たれている。
今年9月3日、埼玉県本庄市の自営業・茂木好夫さん(当時55)の親から、県警に「息子がいない。携帯電話は家にある」行方不明になったと相談があった。その後の捜査から、茂木さんが同組の関係者から金を貸すよう要求されて応じ、返済をめぐって両者間でトラブルになっていたとの情報が浮上。茂木さんは、群馬県伊勢崎市の駐車場で車に乗せられ連れ去られて以降、連絡がつかなくなっていた。
県警は9月に、伊勢崎市の駐車場で茂木さんを車の中で拘束したとして、今回再逮捕された4人のほか、稲川会傘下組長など同組組員ら24歳~51歳の男女12人を逮捕監禁や証拠隠滅などの容疑で逮捕。一部の容疑者の供述などから、小鹿野町の山中を捜索したところ、今月15日に茂木さんとみられる遺体が発見された。
県警は17日に本庄署に捜査本部を設置。4人の認否を明らかにしていないが、組織の指示のもと茂木さんに危害を加えた疑いがあるとみていて、見つかった遺体の身元確認を進めるとともに、組長らの関与についても調べている。
元の投稿: 暴力団ニュース~ヤクザ゙事件簿
金銭トラブルの男性の死体を山中に遺棄 稲川会傘下幹部ら4人を再逮捕