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【猫飼いTIPS】猫の水銀中毒とは~愛猫に安全に魚を与える方法を考える

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猫にとって魚食は一般的であり、多くのキャットフードにも魚が使われています。魚は猫にとっておいしいだけでなく、良質なタンパク質や必須栄養素を提供してくれます。

しかし、注意が必要な点もあります。特に、一部の魚には水銀(メチル水銀)という有害な物質が含まれている可能性があり、長期間にわたって摂取すると水銀中毒のリスクが高まります。今回は、猫の水銀中毒についてのお話です。

猫が水銀中毒になる理由

水銀中毒はかつてほど一般的ではなくなりました。これまで水銀は、家庭用品や医療品、工業製品に使用されており、摂取したり吸い込んだりすると水銀中毒を起こす可能性がありました。

現在では、家庭内に水銀を使用する製品は極めて少なくなっていますがまだ微量の水銀があるかもしれません。それはキャットフードである可能性が高いです。

大型の回遊魚は、食物連鎖の頂点に立つほかの捕食者と同様、食物源から水銀やそのほかの毒素を摂取します。寿命の長い魚、深海魚なども同様で、そうした有害物質は、体内でさらに高い濃度で蓄積してしまう生物濃縮が起こります。

これらの魚を食べると、水銀も摂取され体内に吸収されます。その代表的なものが、猫の大好物であるマグロです。

市販のキャットフードやおやつに魚が含まれていることが心配であれば、予防措置を講じることができます。特に、子猫には魚が主原料のフードを与えないほうがよいでしょう。少量であれば問題ありませんが、普段の食事の10%以下が望ましいです。

成猫は適量であれば問題ありませんが、タンパク源をローテーションさせることが大切です。魚を選ぶ場合は、水銀濃度が比較的低い、サーモンやカツオ、サバ、小魚などを選ぶとよいでしょう。

銀中毒の兆候と症状

猫が長期間にわたって水銀を大量に摂取した場合、特定の症状が現れ始めることがあります。代表的な徴候には以下のようなものがあります。

・震えや発作、めまい
・運動失調(歩行時のふらつき)
・麻痺
・測定過大(動作が過剰に大きくなる)
・眼振(意志とは無関係に眼球が痙攣するように動く)
・視力低下・失明
・中枢神経系の機能障害

猫の水銀中毒の症状は、毒物摂取、チアミン欠乏症(ビタミンB1欠乏症)、脳腫瘍、神経障害を引き起こすその他の病気に対する反応とよく似ています。水銀中毒かどうかの判断は、獣医師による検査と診断が必要となります。

水銀中毒の治療

残念なことに、猫の水銀中毒によって引き起こされる神経障害や腎臓障害は、ほどんどの場合に回復は困難です。ですので、まずは水銀を摂取させないことが重要です。

まれなケースですが、ボタン電池の誤飲などで猫が水銀を摂取する可能性があります。日本では2020年に全面無水銀化を達成していますが、それ以前のボタン電池や使用済みボタン電池がある場合は、安全のために処分するのがよいでしょう。一般社団法人電池工業会(BAJ)が回収処理事業を行っています。

まとめ

猫の水銀中毒を防ぐためには、与える量や頻度、魚の種類を調整することが大切です。子猫、妊娠中や授乳中の母猫には、摂取量に注意する必要があります。

魚の種類によって水銀の濃度が異なりますので、大型の魚や寿命の長い魚は水銀が蓄積されやすい傾向があるので、食物連鎖において下位に位置する魚(サーモン、サバ、小魚など)を与えることが推奨されます。

魚には、体内のさまざまな機能にとって重要なオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。体内で合成することはできませんので、食事から摂取する必要があります。もし、水銀中毒が心配な場合は、安全性の検査済みサプリメントを与えることもできます。

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