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木工の匠の技で ユーザーの思いを形にしていく(B-Craft 辰巳智一)

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【匠の世界】

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カスタムの裏側には、オーナーの思いを具現化する匠が存在する。

ハイエースやNV350などの1BOXのインテリアカスタムにおいて、その匠の1人に数えられるのが、木工の技でオーナーの思いを具現化するビークラフト代表、辰巳智一その人だ。

ビークラフトが誇るクールアートブランドの歴史と辰巳代表のコダワリに迫る。

もともと、純和風の注文建築を手がける大工職人だった辰巳代表。

自分用に資材や道具が積みやすいように収納棚、移動時の快適性を高めるためにカップホルダーを自作していたところ、「俺も作ってほしい」とのリクエストが日々増加。

約5年前にビークラフトを創業し、「イカした商品を届けたい」との想いからクールアートブランドを立ち上げた。

さて、クールアートといえば、ラインナップするアイテムをサンプルベースとして捉え、カラーだけでなく形状までも細やかにアレンジ可能としたフルオーダーシステムで注目を集める存在。

ユーザーからすればオリジナリティを手軽に引き出せて喜ばしい限りだが、販売効率は……部外者から見ても悪いだろう。

「正直バリエーションを限定して販売効率を重視するほうが断然楽ですが、それだと既製品=非カスタムですよね。

もともと私自身もUS系スタイルでカスタムを楽しんでいたユーザーでしたし、オーナーとビークラフトの二人三脚で思い描く理想へ近づけられるなら全力を尽くしたい。

そんなこだわりから、創業以来フルオーダーシステムを一貫しています」 なお、今年はショールームを備えたファクトリーを新たにオープンし、全国各地のイベントへも積極出展。

これは実際にクールアートのアイテムに触れてもらいたい、ユーザーの感想やニーズを直接聞きたいと考えての行動となる。

もちろん、ユーザーと触れあう機会が増えるほど、双方でカスタム欲は高まっていく。

「こんな風にしたい」、「それはさすがに無理ですよ」との掛け合いから最終的には実現された難題リクエストも数知れず。

枠に縛られないビークラフトの柔軟なスタンスは、今後もカスタムユーザーのオリジナリティ追求の頼もしい味方となってくれるハズだ。

デザインからカラーまでサンプルベースを積極発信!

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「理想を形にする」との揺るぎなきコンセプトで、フルオーダーシステムを貫くクールアート。創業以来5年近くが経過したことで充実のラインナップとなったが、デザインやカラーなど魅せ方のサンプルベースとなるような作り込みを積極発信するスタイルは変わらない。以前から問い合わせが多かったオーディオや光りモノも新ファクトリーオープンとともにカバーし、創造力は格段に高まった。

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デモカーはメリハリの効いたカラーコーデのサンプルとして製作しているが、高級感を徹底追求した作り込みもOK。2018年は200系ワイドでファミリーユースを想定したスタイル&カラーコーデを発信予定だ。

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日常の使い勝手とインテリアの質感アップに欠かせないコンソールシリーズ。カラーアレンジはもちろん、目的のものに応じたトレイ形状でオーダーすることも可能となっており、誰もが手軽に理想実現& オリジナリティ引き出しを図ることが可能。

 

USスタイル意識で仕上げられるクールアートのデモカー

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ビークラフト設立前はノンエアロ・5.5インチロワードの200系を仕事グルマにしていたという辰巳代表。現在のデモカーは二輪時代から魅せられていたUSスタイルを意識し、エクステリアをブラッシュアップ。基本は消去法で外せるものを外して洗練、魅せたい部分を際立たせるアプローチ。

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日々ユーザーの理想実現に向けた創造へと取り組むファクトリー。ちなみに商品開発はひらめき重視で、デモカーで大まかに組み込んだ後にボリューム感や形状などシェイプを重ねたコントロールによって洗練していく。

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ベッドマットを活用したベンチ製作といった家具作りも行っていて、クルマ同様にあらゆるカスタムオーダーへ対応。

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クールアート全商品に触れられるショールームではハンドメイドの粘土細工やステッカーなどの小物も取り扱っている。

ビークラフト

・奈良県橿原市今井町3-10

・OPEN:10〜20時 (月曜日定休)

2017年春にオープンしたばかりとなるショールームも備えたビークラフトのファクトリー。クールアートの全アイテムが手にとってチェックできる環境、預かり作業が必要なオーダーもシャッター内ガレージへ保管できる体制を整えた。

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芸文社 / カスタムカーvol.471

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元の投稿: 車 カスタムカー, 改造車 専門WEBマガジン | tuners(チューナーズ)
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