プラス面とマイナス面をどう捉えるべきか
ドレスアップの第一歩として多くのユーザーが実施するホイールの交換。ここでキーワードとなるのが、インチアップだ。純正で16インチサイズのホイールを履くクルマに、17インチや18インチといったより大径ホイールを装着すること。ホイールの外径を大きくすることでクルマの足元にドッシリ感が出て、ルックスが向上できる。これぞドレスアップの観点から見たときの最大の目的である。
また、見た目以外のメリットが存在する。そして、デメリットがあるのもインチアップなのだ。
コーナリングやブレーキングで安定感アップ
まずは、メリットの話から。基本的にインチアップはタイヤの外径が変わらないようにするため、ホイールが大きくなるとその分タイヤが薄くなる。いわゆる、60タイヤから50タイヤといった低偏平化だ。タイヤ側面の厚みが減ることで、ヨレやたわみが出にくくなるため、ハンドリングのレスポンスが向上。コーナーリングやブレーキングの安定感が増すといったメリットもある。