一つのペダルで加減速すれば踏み間違えない
高齢者によるペダル踏み間違い事故が後を絶たず、悲痛な交通事故のニュースが続いている。対応策として、運転免許証の返納が語られ、俳優の杉良太郎が返納したことも報道された。運転に不安を覚えるようになったら、自主的に判断することが何より前提となる。だが、それだけで事は解決しない。自動車メーカーにできることも多々あるはずだ。
その一つに、運転支援機能がある。これについては、政府でも安全運転サポート車(通称サポカー)の制度を実施し、各自動車メーカーは被害軽減ブレーキの積極的な採用を行っている。同時に、日産自動車が電気自動車(EV)やシリーズ式ハイブリッド(e‐Power)での展開をはじめているワンペダルによる運転操作も、ペダル踏み間違いの機会を減らす点で注目すべきではないか。