時代背景も追い風となり各メーカー「すべてを出し切った」1980年代
その年を代表する自動車を決める「日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)」。第41回(2020ー2021年)の「10ベストカー」も出揃い、12月7日にグランプリをはじめとした各賞が発表される。そのカー・オブ・ザ・イヤーが始まったのは約40年前の1980年。当時どんなクルマが選ばれたのか、知らない世代も多いだろう。という事で、第1回から10回までに選ばれたクルマの中から、特に印象的だった車両を中心に振り返っていく。
ファミリアからはじまり、ロードスターで結実したマツダ躍進の10年
1980年に日本カー・オブ・ザ・イヤーがはじまり、40年となった。最初の10年の、しかも第1回カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたマツダ・ファミリアは、その栄誉にもっともふさわしいクルマだと思う。