ポップな感じが異彩を放つSTI初のHVコンプリートカー
STIのコンプリートカーと言えば、走りの性能を磨き上げ、質感を向上させたモデルがほとんどだが、歴代コンプリートカーのなかでも異彩を放つモデルが存在する。それが、今回紹介するXVハイブリッドtSだ。STI製コンプリートカーの多くは、黒基調の内外装がメインで差し色に赤を使ったものがほとんど。だがXVハイブリッドtSは、イメージカラーのオレンジを随所に配し、ベース車両のXVハイブリッド(GP型)が持つポップなスタイリングに加えて、カジュアルさにも磨きをかけたモデルであった。
オレンジの差し色が新たなSTIファンのファン層を確立!?
差し色に使われるオレンジは、GP型XVなどのボディカラーに設定されていたタンジェリンオレンジとは異なり、少し明るめの専用色としたのはSTIのこだわり。コンセプトである「スポーツ×カジュアル」をひと目で印象付けるそのカラーリングは、走りの良さだけじゃなくクルマのある生活の楽しさまでをも向上させたコンプリートカーだと言える。