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静岡地裁沼津支部で14日、暴力団組員が露店の実質的経営者であることを隠して、夏祭りに出店する権利をだまし取ったとして詐欺の罪に問われている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「藤友会」組員で「五代目大石会」幹部・土屋富美夫被告(66)と、その妻(52)の初公判が開かれ、2人はそれぞれ「間違いありません」と起訴内容を全面的に認めた。
静岡地方裁判所沼津支部
土屋被告ら2人は共謀して、実質的な経営者が暴力団組員であることを隠して、暴力団排除条項が規定されている露店の出店権利をだまし取り、2022年夏に開かれた静岡県沼津市の「狩野川花火大会」や三島市の「三嶋大祭り」に露店を出店した詐欺の罪に問われている。
冒頭陳述で検察側は、「土屋被告は組員ではない妻に報酬を払い、出店の申込書を提出させた」とした上で、露店で販売するためのおもちゃなどの仕入れは、土屋被告が担っていたことや、売上金を妻から土屋被告に渡していたことなど、2人が暴力団は出店できないことを認識していたと指摘した。
元の投稿: 暴力団ニュース~ヤクザ゙事件簿
身分隠し露店の権利詐取 山口組系藤友会組員らの初公判 起訴内容を認める