熊本県警は30日までに、覚醒剤や大麻を密売していたとして、指定暴力団・道仁会傘下幹部・刃根健将容疑者(34)=熊本市中央区渡鹿=と、道仁会傘下組員・上木周作容疑者(47)=熊本市西区蓮台寺=、同組員・前田亮祐容疑者(26)=熊本市西区花園=の3人を麻薬特例法違反や覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕した。県警は、査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていない。この一連の薬物密売事件では、これまでに計14人が逮捕されていた。
県警は、刃根容疑者が覚醒剤や大麻を密売しているという情報を得て、2022年3月から内偵捜査を始め、今年2月に密売役と倉庫番を兼ねていたとみられる上木容疑者が契約するアパートから、覚醒剤391グラムと大麻163グラム(末端価格約2400万円相当)、注射器約160本や薬物を隠し持つケース、売買の連絡手段に使ったとみられるタブレット端末などを押収した。海外からの密輸された薬物を除き、押収された薬物の量、末端価格ともに過去10年間で県内最大となる。
県警は、営利目的で組織的に薬物密売が行われ収益が暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみて、薬物の入手方法や金の流れを捜査している。
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約2400万円相当の覚醒剤や大麻を押収 薬物密売で道仁会傘下幹部ら3人を逮捕