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ポルシェ「944ターボ」が驚きの2400万円! プアマンズポルシェがどうして相場よりも高額だったでしょうか?

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レース仕立ての役モノポルシェ伝説は、FRモデルでも健在か?

2023年12月1~2日、RMサザビーズ北米本社がアメリカ合衆国テキサス州ヒューストンにて開催した「The White Collection」オークションでは、主にポルシェにまつわる500点以上のロットが出品された。そのなかで自動車は63台。さらにポルシェのスポーツカーが56台を占め、その大部分がオークションタイトルのとおり、ホワイトのボディカラーを持つ個体とされていた。今回はそれらのなかから、ポルシェがアメリカでのレースのためにごく少数を製作した「944ターボ・カップ」のモデル概要と、注目のオークション結果についてお話しさせていただくことにしよう。

アメリカのスポーツカー選手権のために開発された特別な944とは?

ポルシェ初のFRレイアウト採用車「924」の上級モデルとして、ポルシェの完全自社設計による4気筒2.5Lエンジンを搭載した「944」が1983年モデルとしてデビューしたのち、その2年後にはターボチャージャーを装着し、220psをマークする「944ターボ」が追加されることになる。

そして1987年、ポルシェはレーダー探知機メーカーである「エスコート」が冠スポンサーだった時代の「SCCA耐久シリーズ」に参戦するべく、北米独自のレギュレーション「ショールームストック」仕様に準拠した944ターボのレーシングカーを製造・販売した。

ヴァイザッハのモータースポーツ部門スタッフによって用意された「944ターボ・カップ」は、モータースポーツに挑むために全面的なレース用モディファイが施されている。

まずは当時からのポルシェのセオリーにしたがった軽量化を施すために、パワーウインドウやパワーステアリング、エアコン、パワーシート、オーディオ、リアワイパーなどは装備されていない。くわえて遮音材やアンダーコート、フェンダーライナーなども最初から装備しないことで、全体の質量を減らすことに成功したという。

さらにこの軽量化プログラムには、グラスファイバー製ボンネットや、ホイール、インテーク・マニホールド、オイルパンなどマグネシウム製パーツの投入も含まれていた。

いっぽう2.5Lの直列4気筒エンジンは、ターボチャージャーの大型化によって250ps以上を発生し、トップギヤをローギヤード化した強化ギヤボックスが組み合わされる。

さらにフロントのタワーブレース、大型スタビライザー、ビルシュタイン製ショック、クイックレシオステアリング、928S4用ブレーキ、リミテッドスリップディファレンシャルにより、ロードホールディング特性も大幅に改善されたとのことである。

つまり、これらのレース向けモディファイが総合したことにより、スーパーカーに匹敵する、あるいはサーキットではスーパーカーを凌駕するパフォーマンスを得たことになるのだ。

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