車庫入れやバック区間もある
超低速パイロンスラローム
免許がなくてもできるモータースポーツとして、以前にレンタルカート、そしてレーシングシミュレーターを紹介したが、今度は免許さえ持っていれば、かなり手軽にできるモータースポーツを紹介したい。それは「オートテスト」という。
日本での歴史は浅く、2015年から行われるようになった競技で、発祥の地はイギリス。
もし、「ジムカーナ」という競技をご存知であれば、実に説明は手っ取り早い。
オートテストはジムカーナの低速版で、車庫入れとバック(後進)区間も設けられている、とイメージしていただきたい。
ジムカーナをご存知でなければ、工事現場などでよくみられるカラーコーン(モータースポーツの場合、パイロンと呼ばれるので、以降はそう表す)を置いて設けられたコースを走る、タイムトライアル(計測)ということになる。
競技であるからには、当然タイムの優劣を競うのだが、競技会によっては基準タイムを定め、それにどこまで近いかで優劣を競うことも。これなら、それほど速く走らずともすみそうだ。
しかし、そもそもオートテストは速く走れる競技ではない。