ルールはあるが明確な規制はナシ!!
障がい者用駐車スペースなどに表示されている、車いすをデザインしたマークは「国際シンボルマーク」というものです。じつは「国際シンボルマーク」は、障がいのある人々が住みやすいまちづくりを推進することを目的として、1969年に民間の組織である国際リハビリテーション協会(RI)により採択されたものです。つまり公的機関が作ったものではありません。初心者マークのように装着が義務づけられてもいませんし、装着することによって、周囲のクルマに注意義務が生まれるようなものでもありません。
「国際シンボルマーク」は障害のある人々が利用できる建築物や施設であることを示す世界共通のマークで、本来はクルマなどに貼るものではない、と公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会は説明しています。ですから本来の趣旨とは違うものの、障がいのある人が乗っていることを示すものにはなるのですが、道路交通法などの規制を免れるなどの法的効力はないというを知っていて欲しいと同協会では言っています。