四皇“ビッグ・マム”シャーロット・リンリンが幼少期を過ごしたエルバフには「羊の家」という孤児を預かる施設があり、リンリンは数か月間その施設で育った。
その「羊の家」を作ったのはマザー・カルメル。
“聖母”という異名を持つ慈悲深い人物だと知られているが、その裏の顔は“山姥”といわれる人売りのブローカーだった。
その施設で育てた子供達を海軍やサイファーポールに高値で売り捌いていたのだ。
さて、そしてリンリンの無意識の暴走によってエルバフを追われ新天地に新たな「羊の家」を構えた。
そしてリンリンの誕生日にある事件が起こった。
お祝いにみんなが作ってくれたセムラのクロカンブッシュを夢中で食べるリンリン、だが気づいた時にはその場から誰もいなくなっていた。