北海道警中央署は4日、大量の乾燥大麻や覚醒剤などを販売目的で所持したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系茶谷政一家組員で「細谷組」組長・細谷耕平容疑者(36)=札幌市豊平区西岡2条14丁目=と、東山直樹容疑者(30)=清田区北野3条2丁目=とその知人で無職の男(38)=札幌市豊平区西岡2条8丁目=の3人を大麻取締法違反(営利目的所持)や覚醒剤取締法違反(同)などの疑いで逮捕した。細谷容疑者ら3人は今年1月22日に覚醒剤と大麻を所持していたとして現行犯逮捕されていて、今回が3回目の逮捕となる。
細谷容疑者ら3人は共謀して今年1月22日、札幌市北区のアパート一室で、乾燥大麻と覚醒剤、合成麻薬MDMA11個など合計800グラム以上(末端価格約1600万円)や大麻成分を液状に濃縮した「大麻オイル」およそ50本などを販売目的で所持した疑いが持たれている。細谷容疑者が主導的な立場で、このほか、東山容疑者の自宅など3人の関係先の家宅捜索でも覚醒剤や大麻などが押収され、これらを合わせると末端価格で2500万円以上に上る。
調べに対し、細谷容疑者は「人に売る目的で持っていた。薬物は自分1人のもので東山と無職の男は関係ない」と容疑を一部否認。東山容疑者は「私には身に覚えがない。黙秘する」と容疑を否認、無職の男も「私には一切関係がない。逮捕は納得できない」と容疑を否認している。
細谷容疑者らは、アパートの一室を違法薬物の倉庫として使っていたとみられ、道警は、組織的に違法薬物を繰り返し密売していたとみて、違法薬物の入手ルートや密売先などの解明を進めている。
元の投稿: 暴力団ニュース~ヤクザ゙事件簿
大麻や覚醒剤など営利目的所持 山口組系茶谷政一家傘下「細谷組」組長ら3人を逮捕