第921話“酒天丸”のラストにて、龍の姿となったカイドウが天より姿を現した。
カイドウが「龍」だと確定し、更に現在のワノ国において国を守る「明王」とされてもいた。
現将軍であるオロチは火祭りの夜、カイドウの本拠地である「鬼ヶ島」に「参拝」に行くという。
それは形だけだと言うが、ワノ国の民にとってカイドウは崇める対象である「守り神」の様な存在なのだろう。
龍の姿のままワノ国「九里」に姿を現した事からも、龍=守り神と考えていいだろう。
しかし、そうだとすると一つ矛盾する件がある。
それは、「ワノ国の英雄」リューマの伝説だ。
スリラーバークにてドクトル・ホグバックは、生前のリューマの偉業についてこう説明していた。
大昔…!! ウソか本当か
空飛ぶ竜を斬り落としたと語り継がれる
伝説の侍だ!!!
そして、錦えもんはリューマの墓が荒らされた事についてこう語っていた。
あの国中が涙した大事件!!
ワノ国英雄の“墓荒らし騒動”!!
犯人はお主であったか!!
そう、リューマが「伝説の侍」ワノ国の英雄」と呼ばれるようになった所以は、「竜」を斬った事に由来する。
大昔と現在という違いはあれど、一方では「竜」を斬った侍を英雄視し、もう一方では「龍」を神と崇める。
今回は、この矛盾について考えたい。
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[ワンピース 考察] 「竜」を斬ったワノ国の英雄リューマと 「龍」であるカイドウが守り神とされている矛盾